東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる
犬塚壮志
2018年4月17日
PHP研究所
1,650円(税込)
人文・思想・社会
「わかってもらう」は武器になる!!あなたにしか伝えられない知識やスキルがある。わかってもらう説明に必要なたった1つのこと。「難しい」とは、あなたと相手とのギャップ。「リスク」は相手を動かす特効薬。好奇心を刺激する意外性の打ち出し方とは。プロが使っている説明の極意。
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タイトルに期待したモノではなかった良い意味で
読む前にタイトルだけでイメージしていたのは日常やビジネスで相手にイメージを共有するための、いわばコミュニケーションにおけるアウトプットを中心にした本だろうなというものだった。 しかし実際は、元駿台の人気塾講師であり現在は学習科学の研究に従事する人物が、教壇で培った経験と研究で得た知見の両面から構築した、相手に難しい事柄を理解してもらう為のプロセスを解説した本である。 そのためプロセスの内容の多くは指導者から学習者への講義という形で力を発揮するように出来ている。 逆に言えば自分が学習者である場合、わからない問題をどのように理解していくか、その過程が細かく分析されているので独学者にとっても有用な内容であると感じた。 その中でも本書の柱であるikpolet法は常に意識して辿るよう心がけたい。 ikpoletとは i=interest 興味を惹く k=knowledge 相手の知識量の確認 p=purpose 目的地、方向性を決める o=outline 体系的に説明し、俯瞰で知識を捉えさせる l=link 知識と知識を繋げる e=Embodiment,Example,Evidence 具体的に、例題を用いて、証拠を示す t=transfer 知識の転移(違った分野でもその知識が活かせる) 他に本書から読み取り自分なりにまとめた要点としては、理解をするためには頭の中にネットワークを構築すること。 今から頭に入れる知識は全体のどの位置にあるか? なぜそうなるか? その周りには他にどんな知識があるか? 既存の知識と繋がる部分はあるか? 具体的にはどのような事例で役立つか? 例えるならどういったものか? などありとあらゆる方面からその知識を観察し、頭の中でネットワークのように結びつけることが大事だと筆者は言っている。 学習をする側としてはもちろん、将来上司や部下に対して知識を伝達する場面も訪れると思うので折りを見て読み返したい一冊。
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りょう
(無題)
授業に特化してることが多い。
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