世界史の構造的理解
現代の「見えない皇帝」と日本の武器
長沼 伸一郎
2022年6月22日
PHP研究所
1,870円(税込)
人文・思想・社会
日本の歴史においては、国難の折に「理数系武士団」と呼ぶべき集団がまとまって出現し、彼らが、国が普段はもたないような大きな力を与えていたのではないか(中略)ただしそれは、言葉から一見想像されるように、「モノづくりの力を国のために活かす」という意味ではない。むしろそれらの人々が、狭い理系の専門分野から脱し、国が進むべき戦略などに関して、これまでの文系的な一般常識を超えた独創的なビジョンを生み出すことで、国を先導する役割を果たしたということである。(第一章より)
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