なぜ愛に傷つくのか

社会学からのアプローチ

エヴァ・イルーズ / 久保田 裕之

2024年8月16日

福村出版

4,070円(税込)

人文・思想・社会

なぜ少なからぬ人が恋愛関係で苦痛を経験するのだろうか。近代における親密な関係性を形作る社会関係と制度のあり方、市場原理によるその支配を分析した金字塔的著作。 巻頭言 第1章 はじめにーー愛という名の不幸  近代とは何か  近代のなかの愛、近代としての愛  なぜいまも社会学が必要とされ、必要とされ続けるのか  社会学と精神的苦痛 第2章 愛の大転換/結婚市場の誕生  品性(キャラクター)と恋愛的選択の道徳的環境  恋愛的環境の大転換ーー結婚市場の誕生  結 論 第3章 献身恐怖症(コミットメント・フォビア)と新たな恋愛的選択の設計  女性の謙抑から男性の無関心へ  献身の消失と男性性  女性による排他主義戦略の力学  享楽型(ヘドニック)献身恐怖症  無為自閉型(アブーリック)献身恐怖症  恋愛的選択の新たな設計、あるいは意志の解体  約束の遵守と近代的な選択の設計  性的潤沢さ(アバンダンス)と感情的不平等  結 論 第4章 承認をめぐる要求(デマンド)--自己の脆弱性と愛  愛はなぜ心地よい(フィール・グッド)のか  階級的承認から自己の承認へ  近代における承認と存在論的不安  承認(レコグニション)か自律(オートノミー)か  自己愛(セルフ・ラヴ)から自己非難(セルフ・ブレイム)へ  自己非難の道徳構造  結 論 第5章 愛、理性、冷笑(アイロニー)  呪術化された愛  愛を科学に変えるーー第一の文化的力  合理化としての政治的解放ーー第二の文化的力  選択の技術(テクノロジーズ)--第三の文化的力  官能(エロス)と冷笑(アイロニー)  結 論 第6章 恋愛的空想から失望へ  想像(イマジネーション)と愛  虚構的(フィクショナル)感情  文化実践としての失望  想像とインターネット  自己目的的欲望  結 論 第7章 エピローグ 訳者解説 [原題]Why love hurts: A sociological explanation(Warum Liebe weh tut. Eine soziologische Erklärung)

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