小さな理由
森浩美
2010年3月31日
双葉社
1,540円(税込)
小説・エッセイ
私は破れた鯉のぼりを抱え、「おかあちゃん、僕んちには本物の鯉のぼりはないの」と涙をこぼしながら尋ねた。答えあぐねている母を尻目に、「ヒデ、鯉のぼりを上げるなんてのは立脈な男の子がいるうちがするもんだ。お前みたいな子のために上げる鯉のぼりは、うちにはねえ」伯母はそう言い切った。-父のいない家庭で育ち、苦労と我慢を重ねた主人公に、訪れたささやかな奇跡とは(「夜の鯉のぼり」より)。心に沁みる家族小説短編集。
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家族の物語
現実と迷いながらの暮らし。その中で、家族に焦点を当てている。読みやすくてあたたかい。夜の鯉のぼりという話が1番印象に残った。そして最後の桜散らず、という話も。
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