家族の見える場所

森浩美

2013年10月15日

双葉社

1,760円(税込)

小説・エッセイ

「母さん…」痩せて節くれだった指に触れる。まだ温もりがある。きっと魂はまだ近くにいるのだ。窓の外に目を向けると、何かの鉄塔の先端に光が点滅していた。まるでオンエアーの赤いランプが点いているようだ。「母さん、いいかい…」私はベッドに上体を載せると、母の耳元に口を近づけた(「最後のお便り」から)。最後に必ず一条の光が射し込んでくる、現代の「リアル家族短編集」第7弾!

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