ときどき旅に出るカフェ
近藤史恵
2017年4月21日
双葉社
1,650円(税込)
小説・エッセイ
平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな日常。自分で購入した1LDKのリビングとソファで得られる幸福感だって憂鬱のベールがかかっている。そんな瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。旅先で出会ったおいしいものを店で出しているという。苺のスープ、ロシア風チーズケーキ、アルムドゥドラー。メニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。瑛子に降りかかる日常の小さな事件そして円の秘密も世界のスイーツがきっかけに少しずつほぐれていくー。読めば心も満たされる“おいしい”連作短編集。
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たか
「ときどき旅に出るカフェ」 読了
37歳独身、普通のOLが近所に居心地のいいカフェを見つける、そのカフェの店主は元同僚だった。店主が作るカフェのメニューは日本では珍しい世界の料理やスイーツばかり、行かずしてまるで世界旅行をしているようだ。 聞いた事のないスイーツは美味しそうでネットで調べて食べたくなった。 そんな中、小さな事件が起こる。結婚、夫婦、パワハラ、家族、介護、どれも現代社会の問題だ。少し心がざわつく、胸が痛くなるお話もあるがサクサクと読める1冊だ。最後には「えっ!そうなの?」と驚かされた。 世界のスイーツを現代の悩める人に·····。 コージーミステリー with スイーツ。 ✩✩✩ 3.0 「ときどき旅に出るカフェ」 Menu 第一話 苺のスープ ······························ 7 第二話 ロシア風チーズケーキ ·········· 37 第三話 月はどこに消えた? ················ 65 第四話 幾層にもなった心 ·················· 91 第五話 おがくずのスイーツ ·············· 117 第六話 鴛鴦茶のように ······················ 143 第七話 ホイップクリームの決意 ······ 173 第八話 食いしん坊のコーヒー ·········· 197 第九話 思い出のバクラヴァ ·············· 221 最終話 ··················································· 245
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