残月記

小田雅久仁

2021年11月18日

双葉社

1,815円(税込)

小説・エッセイ

近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。足を踏み入れたら最後、イメージの渦に吞み込まれ、もう現実には戻れないーー。最も新刊が待たれた作家、飛躍の一作!

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

照らしたいもの、照らしたくないもの、どちらも月の前では無力だ。

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2021年11月22日

みんなのレビュー (5)

書痴夢

通底する絶望感

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4.5 2023年04月16日

増大派に告ぐは既読。二作目の本にも雄と雌、はかったけど未読。なんか二作目はユーモラスなんだろうか?とりあえず、本作は一作目と同じこのうっすらと漂い続ける絶望感がすごい。 三作の中ではやはり表題になっている残月記が良い。そして、この作品だけ何気に終わりかたがなんか救いのある感じで、おや?という感じだった。やはり、多少は救いがあって欲しいよなぁ、と思う。 吉川英治文学、日本SF大賞を受賞したようだが、うーん、面白いけど自分的にはそこまでではなかった。(傑作のゲームの王国や幻詩狩りとかに比べてと言うことだけど)

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くろこもこ

(無題)

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3.5 2023年01月27日

オーディオブックにて視聴。 知識ゼロで挑んだためなのか、途中まで3部作に気づかなかったのは不覚でした。 個々の人となりや感情の部分を文字として表す技術の凄さを感じた著書です。

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Readeeユーザー

オーディオブックではあまり楽しめないかも

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2.7 2022年05月14日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

バッハ

🐶愛する二人に永遠の眠りを❣

starstarstarstar 4.0 2022年03月21日

📝村上春樹の2つの月を想起し宮部みゆきの冒険小説を思い起こす・・。 決して独自の世界観ではない。しかしそこには社会の遣る瀬無さと細やかな個人の幸せが描かれている。

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opan

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2022年01月31日

本屋に行って本屋大賞ノミネート作の『夜が明ける』か『赤と青のエスキース』を買おうと思ったんだけど、この本の最初の一文に心奪われ購入。 全話えぐい良すぎた。最高の読書体験。3冊しかまだ筆者ほんないのかよまじか…

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