
俺ではない炎上
浅倉秋成
2022年5月19日
双葉社
1,815円(税込)
小説・エッセイ
ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。
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starstarstar 3.8 2023年08月13日
star
twitterやyoutubeなど現代的な話し。10年前からの計画で泰介の身辺調査もなされており、単なる乗っ取りではないのだろうが、我が身にも起きそうでこわい。殺人はともかくとして軽く信用を失わせるぐらいは簡単に出来そう。事態はどんどん悪化していくがそれでも警察はそこまで馬鹿ではないと思うが、ここは突っ込まないでおこう。名前がよみにくいのもちょっと困る。
もう一人の警官ムツウラと、えばたんなど希望が見える。ツイッターの投稿に関する違和感に気づかない堀には同じおじさん世代としても歯がゆい。
途中から山縣が実は嫌われ者であったことが発覚。こうなると誰の味方をしてよいかわからなくなる。嫌われている自覚がないことが自分にも当てはまるかもといらぬところまで怖くなる。こういうのいらないのではと思ったが、最後のところで必要だったのかと気づく。
さくらの行動も不明。真犯人としては年齢も合わないし、10年かけたとは思えないような行動。何かが噛み合わないと思っていたらまさかの叙述トリックというのであろうか。これはいつものように受け入れがたいし、ちょっとずるい。最後はバタバタしていてこれも残念。真犯人がそこにいた理由もよくわからない。結局真犯人の動機もいくらなんでもとおもうし、3人殺すなんてもはや精神異常者。まともではない登場人物の行動をずっと読んでたのかと思うと、これが一番残念。やはりではあるが、望ましい着地にはならなかった。
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ぺいすけ
複雑なプロット
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