京都百物語殺人事件

長編旅情ミステリー

双葉文庫

木谷恭介

2000年8月31日

双葉社

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

百物語とは、同好の士が集まり、それぞれが持ちよった怪談を披露しあい、百の怪談を話し終わると異変が起きるというものだ。茶道水尾流家元の妹、水尾小枝が、カウンターバー『ひらせ』を経営している平瀬玻奈子に百物語への同席を頼んできた。水尾流にいろいろな思惑を持っている人たちが集まるので、何かが起きるかも知れないというのだ。当日、最後の話が終わり、真っ暗闇になった瞬間、小枝と婚約者が消えていた。

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