傍聞き
双葉文庫
長岡弘樹
2011年9月30日
双葉社
576円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。
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(無題)
迷走→最後まで展開が読めない。人間味のある格好の良さ。実際に倒れた人の居場所をサイレンの波長で探した例があるそう。許したわけではないが、ただただ仕事に誇りを持ってるから、という理由。 傍聞き→母親に苛つく。小学六年生であれだけできる子っていないと思う。多くを求めすぎ。結果それが出来てしまっててすごいと思うが、かわいそう。昔は仲が良かったのに、成長して背負うものが増えて距離ができる。よくある。リアルだな。その切なさと、彼女なりの精一杯の優しさ。直接力説するには遠すぎる。人は傍聞きの方が信じやすい。 899→レンチを無くす石崎、アルミホイルで赤ちゃんが鳴き止むという諸上の蘊蓄、全てが伏線になってる。 迷い箱→☆4の評価はほぼこれでついた。彼の部屋が迷い箱になって、彼がどっちか決めるんだろうなっていうのは分かってたのに、それでも感動した。
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