春霞ノ乱
居眠り磐音江戸双紙〔40〕
双葉文庫
佐伯泰英
2012年10月31日
双葉社
712円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
柔らかな陽射しが船着場を照らし小梅村が春の気配に包まれる頃、豊後関前藩の留守居役兼用人に就いた中居半蔵より呼び出しを受けた坂崎磐音は、義弟の遼次郎と霧子を伴い佃島へと向かっていた。折りしも関前藩の新造帆船が佃島沖に到着し、荷下ろしを行っていたが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十弾。
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(無題)
豊後関前藩の財政立て直しに緒を付けた坂崎磐音、磐音の実父国家老坂崎正睦らの尽力によって、藩財政は飛躍的に改善された。豊後関前の物産を江戸で売り捌く事から始まった藩改革は、今では長崎ものをも扱うようになり、潤沢な財政状況をもたらした。ところがである、どうも不正が行われているようなのだ。関前藩の物産取引を一手に取り仕切ってきた中居半蔵は、この度江戸留守居役に出世し、磐音に探索を依頼するのだった。豊後関前藩江戸屋敷から小梅村への帰途、磐音は霧子の待つ猪牙舟に背の丸まった女の後姿を認めた。磐音の実母照埜であった。夫の正睦とともに密かに藩船での江戸入りであった。この夜、照埜、磐音、おこん、長男空也、生まれたばかりの睦月、金兵衛の家族は幸せなひと時を過ごした。 好事魔多し、この夜事態は急変を告げる。正睦が江戸藩邸から何者かに拉致されたのだ。裏には長崎・豊後関前・藩船・江戸を結ぶ大規模な阿片密売組織がありそうだ。
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