償いの報酬
二見文庫
ローレンス・ブロック / 田口俊樹
2012年10月31日
二見書房
1,026円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
マット・スカダー・シリーズ。禁酒を始めてから3カ月が経とうとしていた。いつものようにAAの集会に参加したスカダーは、幼なじみで犯罪常習者のジャック・エラリーに声を掛けられる。ジャックは禁酒プログラムとして、過去に犯した罪を償う“埋め合わせ”を実践しているという。そんな矢先、銃弾を頭部に撃ち込まれ何者かに殺されてしまう。スカダーはジャックの遺した“埋め合わせ”リストの5人について調査を始めるが…。名作『八百万の死にざま』後をノスタルジックに描いたシリーズ最新作。
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(無題)
「800万の死にざま」でお馴染みのアル中探偵、マット・スカダーのシリーズ最新作。 職務中に自分の撃った銃弾で通りがかりの子供を射殺してしまって、それをきっかけにアル中になり、家庭も仕事も失った元警官のスカダー。 作品とともに歳をとる形にしたために、デビュー作くらいでは40代後半だったのが、今では70半ばになってしまい、AAで禁酒にも取り組んでいるし、愛妻とともに幸せな暮らしを手に入れている。 パーカーのスペンサーシリーズにも言えるのだけど、主人公が安定してしまうとそれはそれであまり面白くなくなってしまう。スペンサーなんかは恋人といちゃいちゃしてるただの暴力親父みたいで、正直、新作が出ると惰性で読んでる感じなんですが、作者のほうが死んでしまった。ブロックのスカダーもこの路線にはまりつつあっただけに新作もどうかな、と思ったのだけど、なんと800万の死にざまの直後くらい、ちょうど禁酒を始めた頃の回想、というある種卑怯なやり口wwさすがに老練な作家で安心して面白く読めました。
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