白頭の虎
八丁堀裏十手4
二見時代小説文庫
牧秀彦
2012年12月31日
二見書房
712円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
悪党どもに「北町の虎」と恐れられた廻方同心の嵐田左門は還暦で引退したが、北町奉行遠山景元の推挙で六十二歳にして現役に復帰した。復帰早々、奉行の遠山から密命が下された。奉行所の権威を損ねる悪徳与力を内々になんとかしてほしいというのだ。一方、蛮社の獄で永牢中の蘭学者・高野長英から左門に内密の依頼が寄せられた。仏と謳われる豪商の裏を暴いてほしいという。
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