
好色な愛人
二見文庫 官能シリーズ
雨宮 慶
2020年5月26日
二見書房
775円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
本当に、ここで……? 熟れるから乱れる二人の濃厚な情事──人気の実力派による待望の書下し官能! 文化人類学を教えている誠一郎は、ある晩帰宅した際、ふと強い欲求を覚えて久々に妻を抱いてしまう。 その原因が、出演依頼をしてきたTVディレクター・令子だったことに気づいた彼は依頼を受けることにし、食事に誘う。 そして彼女にすっかり魅入られ、ホテルで、控え室で、今まで経験したことのない情事の迷宮へと──。 人気作家による12年ぶりの書下し! ◆ 著者について 雨宮慶(あまみや・けい) 1947年、広島県生まれ。 日常のほんのささいな「踏み外し」から、別の世界に彷徨い込んでいく男と女を徹底的に描いた作品は、夢潤一郎名義で執筆していた頃から多くの読者に支持され、改名以後も斯界の実力派として君臨し続けている。 『部下の妻』『人妻の誘惑』『わるい指』『人妻 背徳のシャワー』(以上、二見文庫)、『熟れて乱れて 』『淫する 人妻たちの性炎』(以上、双葉文庫)他著書多数。 第 1 章 セカンド・ヴァージン …… 7 第 2 章 艶熟と未熟 …… 69 第 3 章 情事の行方 …… 135 第 4 章 妖しい迷宮 …… 201 「本当に、こんなとこで……」 令子が訊く。興奮に酔いしれているような表情をしている。その表情から戸惑いや狼狽、それにいやがっているようすは感じられない。 「そう。こんなとこでやるんだ。だれもがありえないと思ってる、ハレンチでいやらしいなことを」 「しらない……」 遊佐がうながすと、令子は両手をテーブルについてヒップを突き出した。その後ろから遊佐は令子のベルトを緩め、パンツを下ろした。令子が小さく喘いで、まろやかなヒップが現れた。肌色のパンストの下に、レースで縁取りされた薄い黄色のショーツが透けている。 遊佐はパンストとショーツを一緒にむき下ろした。むちっとした白い尻がブルッと弾む感じでむき出しになった。 と同時にまた令子が喘いで腰をくねらせた。 「やだ、こんなとこに、もしだれかきたら……」
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