僕が初めてモテた夜
二見文庫 官能シリーズ
睦月 影郎
2020年10月26日
二見書房
775円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
たった一回の体験で、体重減ったら、モテ始めて…… 幹男に減量、鬼に肉棒──超人気作家による痛快官能エンタメ!! 大学二年の幹男は、完全無垢の童貞だった。おまけに体重が100キロ! これではダメだと考えた彼は同級生の香凜に告白。 事前に怖い一言を言われたものの不思議な能力を持つ彼女と交わってみると、30キロも減量できたのだ! 結局イメチェンに成功した幹男は鬼に肉棒(?)状態で、どんどん女性にモテて、ものにしていく……。 人気作家による官能書下し! ◆ 著者について 睦月影郎(むつき・かげろう) 1956年神奈川県生まれ。 神奈川県立三崎高校卒業後、さまざまな職業を経て、23歳に官能作家としてデビュー。 奇抜なストーリーと独特のフェティッシュな官能描写で圧倒的な支持を得ている。 著書は、とてつもない世界観で読者の度肝をぬいた『夜の研究棟』を含む『儀式 真夜中の肉宴』『蜜の閨 誘惑の一夜』の「館」三部作、 『はまぐり伝説』『クリおね伝説』『あわび伝説』の「伝説」三部作、『絶倫王子』『淫脳王』『永遠のエロ』『人妻淫スクール』『月影亭擦淫事件』(以上、二見文庫) 他600冊を超える。また、官能小説の書き方他についてまとめた『欲情の文法』(星海社新書)、自らの人生とマンガの歴史を振り返ったエッセイ『ぼくのマンガ道』(鈴屋出版)もある。 第 1 章 美しい花には歯が …… 7 第 2 章 スポーツ講師の匂い …… 48 第 3 章 大人の世界の家庭教師 …… 89 第 4 章 美しきメガネ女医の蜜 …… 130 第 5 章 二人がかりの強引減量 …… 171 第 6 章 検診台のある部屋 …… 212 「毎晩、自分でしているの?」 「ええ、続けて二回ぐらい」 「まあ、そんなに……。何を見て?」 「妄想です。真矢子先生みたいな年上の美女に教わることを思って」 「そう……」 彼女は答え、そっと幹に触れ、硬度を確かめるようにニギニギしてくれた。 「あう、気持ちいい……」 幹男は快感に呻いた。 「このまま指でいっちゃいなさい。見ていてあげるから」 「アア、どうか先生のアソコ見てみたい……」 懇願すると、もう真矢子の方も我慢できなくなったようだ。 「どうかお願いします……」 熱烈にせがむと、身を起こして白衣のボタンを外した。 すると何と、白衣の下は黒いブラとショーツだけではないか。 「わー、なんて色っぽい……」 「見ないで……」
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