無縁・公界・楽増補

日本中世の自由と平和

平凡社ライブラリー

網野善彦

1996年6月30日

平凡社

1,281円(税込)

人文・思想・社会

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

刀狩りに続いて我々の過去の姿をもう少し掘り下げたいと思って。 日本の中世社会の見かたを変えたと名高い作者だけど不勉強故に読んだことがなく... 従来、マイナスイメージでしか無かった「無縁」や「苦界」が実は公権力からの支配を逃れた自由な世界「公界」であるとし硬直的なイメージである日本中世が自由のある世界でもあった、ということを述べたもの…かな。 ちょっと学術寄りというか証明がくどいのと表現が固い、そして引用が原文のままなので理解がなかなか追いつかない部分もあってもどかしかった。最近、日本の歴史については諸々見直しが進められており、特に中世においては身分を含めかなり自由奔放な世界でもあったという見方がされているようであり〜自分もそのように思っているが〜その嚆矢として重要な著作ではあると理解した。

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