大川周明アジア独立の夢
志を継いだ青年たちの物語
平凡社新書
玉居子精宏
2012年8月31日
平凡社
968円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
昭和十三年、東京西郊に、ある“私塾”がつくられた。思想家・大川周明を所長とする東亜経済調査局附属研究所。外務省、陸軍、満鉄が出資し、日本の南方進出に貢献する人材を育てることが目的とされた。二年間の修学の後、卒業生は東南アジア各地に渡り、戦争の裏面や独立運動の進展に関わることになる。卒業生への聞き取りと資料をもとに“知られざる教育機関”の実態を明らかにする。
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アジア解放?
大川周明のつくった私塾・特務機関、「大川塾」の門下生の戦時中のドキュメント。太平洋戦争が「侵略戦争」か「アジア解放」かというのは左右で常に解釈が大きく対立する論点だが思想家・大川周明のアジア解放の理想を信じてアジアで活動した塾生は実際真摯な活動をしたのは事実であるが、それを露骨に侵略戦争に利用した軍に対する嫌悪感をみな感じており、このあたりは純粋な若者の理念を老獪な組織により現実的な野望に利用されるという構図はいつの時代でも共通なのをあらためて感じる。
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