真珠湾の真実

歴史修正主義は何を隠したか

平凡社新書

柴山哲也

2015年11月16日

平凡社

902円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

日本はなぜ真珠湾を奇襲したか。定説になっているのは、日本にその意図はなかったが、米国への通告文書の手交が遅れたため、結果的に奇襲になったという釈明だ。だが、その「史実」はどこまで本当だろうか。開戦への過程を仔細に確かめると、現場の駐米大使館員に責任を押しつけた外務省と大本営の欺瞞が見え隠れする。歴史修正主義の原点として真珠湾奇襲を捉え、史実の誤謬と神話化の構造にメスを入れる。

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