
ルネサンス再入門(859)
複数形の文化
澤井 繁男
2017年11月17日
平凡社
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
まえがき 序章 歴史の〈境界〉 1 時代区分 断絶史観──ブルクハルト/近代世界の濫觴/連続(継続)史観 ホイジンガ──ミシュレ、ブルクハルトを継承して/過渡期史観/複数主義史観 「歴史の発見」とルネサンス/エラスムス──北方ルネサンスの王者 2 ルネサンス観の変遷 ペトラルカ──歴史・風景・内面の発見/宗教改革(一五一七年)以降 啓蒙主義・浪漫主義時代、その後/二十世紀以降 3 ルネサンス文化の担い手たち 「変化」の兆候/都市国家と「家」/大ロレンツォ──「黄金の知の世紀」 フィチーノの業績/「学」の四界/三分化されるルネサンス文化/文化の優位 第一章 「術」と「学」 1 錬金術と化学 魔術と錬金術/十二世紀ルネサンス/三つの基調理念/錬金術の秘儀性 ニュートンの場合/『エメラルド板』/照応・感応の思想 2 占星術と天文学 すたれない占星術/キリスト教とのかかわり/惑星と学問の照応 『ピカトリクス』──実践的呪術/「秩序」の探究と「運命」の予言 占星術の技術面/学化 第二章 中世からルネサンスへ 1 『イル・ノヴェッリーノ』の意義 陳述的作品/旧来の影と新しい時代/「寓意」に託す/皇帝フェデリーコ 伯爵の旅/登場人物の分析とテーマによる仕分け 2 「三つの指環」の変遷 『デカメロン』の位置/中世キリスト教社会の崩壊とユダヤ人/「三つの指環」の話 二つの宗教──ユダヤ教とキリスト教 三つの宗教──ユダヤ教・キリスト教・イスラーム 時代背景/『イル・ノヴェッリーノ』/『デカメロン』での再話/商人の叙事詩 3 都市の心象 ヴィスコンティ監督『家族の肖像』/生活の場/都市の風景/深層部分 ペスト来襲──肉体の死/都市(ナポリ)の細部/額縁(外枠)物語/「融和」の思想 『イル・ノヴェッリーノ』の構成 第三章 ルネサンスから近代へ 1 カンパネッラ『事物の感覚と魔術について』 「世界は生きている」/有機体的世界観/「感覚」の位置づけ/三つの基本原理 「魔術」とは何か/共通感覚/自己保存/独自の魔術観 2 カンパネッラ『哲学詩集』 人知の体現/カンパネッラ・ターム/世界は巨大な生き物 世界劇場とイエス・キリスト/カンパネッラの立ち位置 参考文献 あとがきにかえて
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