
和食の地理学(962;962)
あの美味を生むのはどんな土地なのか
平凡社新書
金田 章裕
2020年12月17日
平凡社
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
四方を海に囲まれ、南北に長く、地勢の変化に富む日本列島。 ここで生まれた和食は多様な食材に支えられ、 食材生産・加工の営みは特徴的な「文化的景観」を形づくってきた。 米、野菜、日本茶、調味料と漬物、果物と海産物、 そして近年、著しい品質向上が注目される日本ワイン。 私たちが日々楽しむ美酒佳肴はどのように生まれているのか。 豊かに広がる水田と畑、魚と海草の養殖風景。 日本の地理・地勢から「人間と食の関係」を探求する。 《目次》 はじめに 一、稲作と農村ーー奈良盆地・砺波平野と岐阜の棚田、そして酒蔵 和食と食材/稲作と米/条里地割の水田と集村/散村の水田と農家 稲種センター/棚田の文化的景観/米と酒蔵 二、寿司飯と調味料ーー和食のさまざまな味と産地 酢とビネガー/酢と酒/味噌/醬油/生姜と山葵/唐辛子と山椒/砂糖 三、茶とダシの文化的景観ーー宇治・焼津、そして北前船 お茶の特徴/茶園と茶農家/茶工場と茶商の文化的景観/カツオ節の道/昆布の道/煮干し 四、漬物と多様な発酵食品ーー京都・滋賀と奈良・三重・北陸 大根畑と「ハサ干し」/スグキ漬けと柴漬け/蕪寿し/鮒寿し/サバ寿し/柿の葉寿しと笹寿し 五、干し柿と干物ーー日本各地の名産品 柿の栽培と利用/干し柿の文化的景観/干しシイタケ/一夜干し/スルメとクチコ/ジャコと棒鱈/ニシンとカズノコ 六、果物と堅果ーー日本各地、それぞれの文化的景観 果物/斜面と石段のミカン畑/ウンシュウミカン/平地に広がるリンゴ園/大きなリンゴ/「ナシ」と「ペア」/農家の梅と栗/寺社の銀杏 七、いろいろな畑と養殖ーー京都・淡路、群馬・滋賀、熊本・金沢、瀬戸内海・有明海 見通しの良い竹林/玉ねぎ畑と乾燥小屋/コンニャク芋畑/蓮田(レンコン畑)/ハマチ養殖の生簀群/牡蠣養殖の筏群/浅海に立てられた海苔篊群 八、ブドウ園とワイナリーの文化的景観ーー山梨の日本ワイン、オーストラリア・イタリアの新旧ワイン産地 ブドウ園とブドウ酒蔵の文化的景観/ビールからワインへ/オーストラリア東部のワイナリー地帯/バロッサとクーナワラ/マーガレット・リバー地域/イタリアのワイナリーとオリーブ園/ローマのバール/キャンティとブルネッロ/バローロの文化的景観 九、文化的景観が意味するものーー生活となりわいの物語 景観とはなにか/日本の景観の特徴/文化財としての文化的景観 おわりに 参考文献
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