それはパンデミックから始まった

〜ベーブの二刀流、ホームラン熱、アメリカンドリーム〜

佐山和夫

2021年11月13日

ベースボール・マガジン社

1,980円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

20世紀初頭のアメリカでは、スペイン風邪の世界的流行(パンデミック)と第一次世界大戦が相まって、大リーグのどのチームも選手不足に悩まされていた。「投手力こそが戦いの基盤」と考えるレッドソックスのエド・バーロー監督は、だからこそ、途轍もない打棒を振るうベーブ・ルースという若者を打者には転向させず、マウンドに上げ続けることにこだわった。これが、本格的な二刀流起用の原点である。100年の時を経て、大谷が真の二刀流を体現した今、我々は改めてベーブ・ルースという選手について学ぶべきだ。

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