いじめ加害者を厳罰にせよ
ベスト新書
内藤朝雄
2012年10月31日
ベストセラーズ
880円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
メディアを騒がした大津市のいじめ自殺のような事件は80年代半ばから、繰り返し大きく報道されては忘れられてきた。問題は学校が社会の常識から乖離した閉鎖空間になっており、「加害者を処罰する」そんな当り前が通用しない治外法権の場になっていることにある。いじめの蔓延を防ぐための唯一の手段は、聖域と化した教育現場に市民社会のルールを導入することなのだ。本書ではいじめが起こるメカニズムの分析から、学校、教育委員会、市政といった教育ムラによるいじめ隠蔽の構造、ネットに流出する加害者の個人情報、マスコミ報道の問題点まで、いじめ研究の第一人者である著者が踏み込んでいく。
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