AIIB不参加の代償
ベスト新書
右田早希
2015年7月31日
ベストセラーズ
880円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
AIIB(アジアインフラ投資銀行)への日本の不参加宣言は、もはや外交敗北ですらない。アメリカが望まない選択は、そもそも情報が上に上がらないという、霞が関の恐るべき悪習により、端から情報収集不足、検討不足、結論ありきの明らかに戦略の失敗の結果だった。北京在住のある日系金融機関代表は、これを「戦後七十年にして日本の第二の敗戦」とまで言い切った。日本は、再びアジアにおける孤立の道を選択しようとしている。本書は、二〇一五年末に迫った「AIIB」発足の経緯と背景、習近平政権の野望と日中の攻防、そしてアジアの近未来の姿を追う。
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