日本人は豚になる

三島由紀夫の予言

適菜 収

2020年11月6日

ベストセラーズ

1,870円(税込)

人文・思想・社会

来る2020年11月25日は、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入し割腹自殺を遂げてから50周年を迎える。これまで作家適菜収氏が三島由紀夫を研究し、三島の言葉の意味するところを「三島の予言」として世に問う一冊。三島は自決の4カ月前に語っている。「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」、そして「人間というのは豚になる傾向もっている」と。そんな国家や社会や人までもが道徳や倫理観を失い、信用さえできなくなった時代に、日本人はどこへ行こうとしているのか? われわれは今後どんな価値観を取り戻して、堂々と生きるべきなのか? 三島が予言した言葉とその意味を探った適菜収の三島由紀夫本の集大成であり、現代日本の病を克服する処方箋に満ちた書。 はじめに 第一章 三島由紀夫の予言 第二章 バカについて 第三章 死に方と生き方 第四章 キリスト教と民族の神 第五章 皇室と憲法 おわりに

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成長志向

難解

starstarstar 3.0 2022年01月06日

三島が賢すぎるので思考が追いつかない部分が多々あるが、明治維新から戦後にかけて日本人が失ってしまったものは朧げながら理解できた。 人間はかくあるべきという強烈な軸があるからこそ抱く危機感だが、私にはそれが真に理解できず、自分の馬鹿さを痛感する。

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