妖光の艦隊

災厄の開戦

ワニの本

林譲治

2000年3月25日

ベストセラ-ズ

911円(税込)

小説・エッセイ / 新書

1937年(昭和12)、新京放送局が流したラジオドラマ「満州に火星人あらわる」は思わぬ波紋を呼び、満州全土にパニックをもたらした。死者の数350名を超す大騒動の裏には、この機に乗じて邦人を追い出す画策があった。事件は満州一国の治安すら守れぬ関東軍の、ひいては日本の脆弱さを吐露する。以降、急速に日中和平の声が高まっていく。一方、ヨーロッパではソビエトがポーランドを急襲した。欧米諸国にとって寝耳に水の出来事。なぜなら、ポーランドへ侵攻する国はまぎれもなくドイツという見解で各国とも一致していたからである。太陽黒点の異常、低緯度地方でも見られるオーロラ。気候の激変が食糧難につながり、ソビエトを暴走させた。妖光に魅せられるように一つの誤解が戦争を招こうとしていた…。

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