ジェノサイドと文化大革命

内モンゴルの民族問題

楊海英

2014年9月30日

勉誠社

6,600円(税込)

人文・思想・社会

モンゴル人は十九世紀末から、中国からの独立を至上命題として掲げてきた。そのためには日本の力もロシアの威光も借りた。アジア諸国が西欧列強からの自立を目指していたのと対照的に、モンゴル人は中国からの独立を獲得しようとして、西欧列強や日本を味方と位置づけていた。本書は日本近現代史の延長でもある。日本統治下の満洲国とモンゴル聯盟自治政府のモンゴル人たちが、「日本に協力した罪」でジェノサイドの犠牲となったからである。中国によるモンゴル人大量虐殺は、間接的な対日歴史清算運動であった。

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