
評伝田中清玄 昭和を陰で動かした男
大須賀瑞夫 / 倉重篤郎
2017年2月28日
勉誠出版
3,520円(税込)
人文・思想・社会
「田中清玄自伝」を世に問うて20年余、気鋭のライターが今度は「評伝」に描く、「昭和の志士」。 影のフィクサーと呼ばれた男が、どう生まれ、どう育ったのか。何が彼を戦前の武装共産党委員長にし、獄中転向させたのか。 反共主義者としての戦い、昭和天皇との邂逅、スハルトら国際石油人脈の形成、トウ小平、オットー大公との親交。 今の時代にはないスケールを持った生き様とその背景を、関係者の膨大な証言から丁寧に再構成した物語。 *田中清玄(たなか・せいげん)(1906-1993年) 北海道生まれ。1927年、東大在学中に共産党に入党。30年の再建大会で書記長となり、武装共産党を指導する。 34年に転向し、戦後は「大物フィクサー」として、石油事業や電気事業で辣腕をふるい、日本国内はもとより、中東やインドネシア、中国など国内外で活躍した。 プロローグ 一 函館時代 田中のルーツ 母アイの生き様、清玄への愛情 函館という土地が育んだもの 思索期、亀井勝一郎との親交 二 武装共産党時代 弘前高校時代の清玄 活動家として八面六臂 日本共産党の再建活動 非合法活動異聞 三 獄中転向から土建業へ 獄中転向 土建業「神中組」時代 四 昭和天皇、占領、狙撃事件 天皇とのたった一度の会見 象徴天皇制へのかかわり 占領軍と諜報活動 反共主義者・清玄の生き様 狙撃事件の深層 五 石油、トウ小平、オットー大公 国際石油人脈 トウ小平とアジアリーグの夢 オットー大公との日々 エピローグ
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