
明治が歴史になったとき
史学史としての大久保利謙
アジア遊学 248
佐藤雄基
2020年6月30日
勉誠出版
3,080円(税込)
人文・思想・社会
歴史学は「過去」を対象とする学問である。 歴史家が「明治時代」を新たに学問の対象としたとき、そこではどのような営為がおこなわれていたのか。 近代の政治家、官僚、軍人などの個人文書を収集・公開する国立国会図書館憲政資料室の創設に関わり、数々の史料編纂等、研究のための史料環境の整備に尽力した、日本近代史研究の先駆者である大久保利謙。 その足跡を史学史・史料論・蔵書論の観点を交え検証し、日本近代史研究の誕生の瞬間を描き出す。 序 論 佐藤雄基 第一部 「明治」が歴史になるとき 大久保利謙と戦後日本近代史研究の出発 松沢裕作 政治学者における「明治」の歴史化 松田宏一郎 明治政府による記録編纂・修史事業と近代文書 箱石大 第二部 大久保利謙の歴史学 大久保利謙と近代史学史研究 マーガレット・メール(翻訳:佐藤雄基・渡邉剛) 大久保利謙と立教大学史学科(一九五八〜七一) 小澤実 大久保利謙『日本近代史学事始め』についての覚書ー大久保史学の史学史的検討のために 今井修 小伝・大久保利武ー大久保家三代の系譜 松田好史 第三部 大久保史学にみるアーカイブズ・蔵書論 大久保利武・利謙父子の学問形成と蔵書ー立教大学図書館・学習院大学史料館所蔵「大久保文庫」 佐藤雄基 国立国会図書館憲政資料室と大久保利謙の構想 葦名ふみ 大久保利謙と蘭学資料研究会・蘭学書 大島明秀 華族と歴史学ー大久保利謙の華族研究と華族史料 小田部雄次
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