
子どもを産む・家族をつくる人類学
オールターナティブへの誘い
松岡悦子
2017年2月28日
勉誠出版
3,520円(税込)
人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理
グローバル化した現代社会において、子どもを産むこと、家族をつくることは1つの国の中だけで完結しない、世界的な視野で考えねばならないテーマになっている。 多彩なリプロダクションの現象を盛り込み、人類学的視点からリプロダクション、国家、文化、医療の関係を探る。 はじめに 松岡悦子 1 産むこと・産まないこと 第一章 ある中国農村における計画出産の展開ー湖南省B村の場合 小浜正子 第二章 リプロダクションと助産師ーその役割とは 菅沼ひろ子 第三章 三世代の子産み・子育て環境 日隈ふみ子 コラム◎産後の過ごし方ー過去のお産、異文化のお産より 安井眞奈美 2 オールターナティブな家族の実践 第四章 女性の「責任」-「いのちの大切さ」と「子どもの幸せ」の時代に 白井千晶 第五章 ステップファミリーにおける継親子間の養子縁組と別居親子関係ーインタビュー事例にみる離婚・再婚後の家族形成と法制度 菊地真理 第六章 「新しい家族」を求めてースイス・フランス・デンマークの国際養子縁組 鈴木七美 コラム◎中国・タイ族の「貰い子」慣行 磯部美里 3 国家の政策とリプロダクション 第七章 再演される出産ーボツワナにおける再定住政策と異常出産の治療儀礼 高田明 第八章 シンガポールの外国人家事労働者 上野加代子 第九章 台湾における外国人労働者政策と高齢者介護政策ー国境を越えるケアの制度的整合性 安里和晃 第十章 マタニティー政策をめぐる個人と国家ー英国を例に 松岡悦子 コラム◎女性のライフコースの日本・デンマーク比較ー出産・子育て・就業をめぐって 青木加奈子 あとがき 松岡悦子
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