決定版 西欧の衝撃と日本

平川祐弘決定版著作集 5

平川祐弘

2016年11月25日

勉誠出版

5,280円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

16世紀以来のヨーロッパの膨張は、19世紀に至って地球大の運動となり、軍事力、技術力、組織力で圧倒的な優位に立つ西洋は非西洋に深刻な衝撃を与えた。 日本をはじめとする非西洋は、西洋文明という異質の文明の衝撃に対応して、脱皮することを余儀なくされ、西洋がリードしつつあったグローバルな世界史の中へ抜き差しならぬ関係で組みこまれていった。 外圧と対応の関係の中で展開された近代日本の歴史に焦点をしぼり、シンボリカルな史実や人物をとりあげて比較文化史的なアプローチを試みる。 1 イエズス会士や商人たちー膨脹するヨーロッパ 2 東西両洋の試験制度ー勤勉の伝統と近代化の起動力 3 尊王攘夷と開国和親ー明治維新と群集心理 4 幕末維新の渡航者たちー攘夷、親米、反米の心理 5 西と東のナショナリズムー明治日本の庶民の心 6 ロシヤにこだまする「黄禍論」-西洋帝国主義者のアジア観 7 乃木将軍と森鴎外ー西欧化日本と和魂の行方 8 非西洋の近代化とその焦りー国民感情と国家理性 9 軍人の栄辱ー日本における国家主義と国際協調主義 10 クローデルの天皇観ー日本のこころを訪れる眼 あとがきー比較文化史的アプローチ 解説 仙北谷晃一 解説 芳賀徹 解説 大世界史の先駆者 山中由里子 著作集第5巻に寄せてー歴史学へのめざめ 平川祐弘

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