サルトルのプリズム

二十世紀フランス文学・思想論

澤田 直

2019年12月23日

法政大学出版局

3,850円(税込)

人文・思想・社会

膨大な著作や画期的な論争によって、二十世紀フランスを代表する哲学者・知識人となったサルトル。世界大戦がもたらした実存の虚無に想像力で立ち向かった作家は、同時代人との友情・競合関係を通じていかにその特異な思想と文体を創造しえたのか。サルトル研究の第一人者が、伝記や自伝、イメージ論や文体論、同性愛などのテーマに着目し、一つの時代を多面的に浮き彫りにする。 はじめに 略号表・参考文献 第1部 同時代を生きること 第1章 世代の問題を出発点として 第2章 他者の現象学──プルーストを読むサルトルとレヴィナス 第3章 両大戦間期パリ──ロシア系哲学者たち、九鬼周造とサルトル 第4章 シュルレアリスムとエグゾティスム──ブルトンとサルトル 第5章 神秘主義をめぐって──バタイユとサルトル 第6章 人間と歴史をめぐって──レヴィ=ストロースとサルトル 第7章 いかにして共に生きるか──サルトルとバルト 第8章 集団、主体性、共同体──六八年五月とサルトル、ドゥルーズ=ガタリ、ブランショ 第9章 詩人ポンジュを読む二人の哲学者──デリダとサルトル 第2部 サルトルの提起する問い 第10章 イメージ論とは何か──不在の写真をめぐって 第11章 文学と哲学の草稿研究──『カルネ』を中心に 第12章 同性愛とヒューマニズム──実存主義のジェンダー論 第13章 作家・哲学者にとってスタイルとは──文体論をめぐって 第14章 自伝というトポス 初出一覧 あとがき 人名索引

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