
力の場〈新装版〉
思想史と文化批判のあいだ
叢書・ウニベルシタス 542
マーティン・ジェイ / 今井 道夫 / 吉田 徹也 / 佐々木 啓 / 富松 保文
2017年3月13日
法政大学出版局
4,950円(税込)
人文・思想・社会
フランクフルト学派の形成、ハーバマスとポスト構造主義者、シュミットとバタイユ、ヘラーとアーレント等々、多岐にわたる論考から現代の思想的アポリアを読み解く。 謝 辞 序 論 第1章 都市から都市への脱出──フランクフルトとニューヨークの社会研究所 第2章 行為遂行的矛盾についての論争──ハーバマスとポスト構造主義者たち 第3章 系譜学の道徳──あるいはポスト構造主義的倫理は存在するか 第4章 危機の時にあっての主権の再主張──カール・シュミットとジョルジュ・バタイユ 第5章 暗い時代の女性たち──アグネス・ヘラーとハンナ・アーレント 第6章 イデオロギーとしての「美的イデオロギー」──あるいは政治を美学化するとはどういうことか 第7章 黙示録的想像力と悲哀の能力の欠如 第8章 解釈学の興隆と視覚中心主義の危機 第9章 近代の視覚体制 第10章 イデオロギーと視覚中心主義──鏡の裏箔の背後に何かがあるのか 第11章 モダニズムと形式からの後退 第12章 思想史へのテクスト的アプローチ 第13章 〈名前を挙げる〉のか〈名前を落とす〉のか──人文諸科学における正統化の諸様式 訳者あとがき 原 注 人名索引
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