〈大橋家文書〉の研究

近世・近代将棋資料

増川 宏一

2021年7月2日

法政大学出版局

3,850円(税込)

人文・思想・社会 / ホビー・スポーツ・美術

将棋宗家〈大橋家〉に遺された膨大な資料を読み込み、十二代にわたる大橋家の成立と初代宗桂の出自、江戸への移住と拝領地をめぐるエピソード、寺社奉行支配下での義務と責任、家康の代に始まる「御城将棋」の実態とその形骸化などを考察。「将棋所」なるものは存在したのか、大橋家は何によって生計を立てていたのかなど、数々の謎に迫るとともに、将棋指しの日常生活や交友関係にもおよぶ「資料で読む近世・近代将棋史」。   刊行に寄せて(大橋家末裔 井岡伸行)   はじめに 第一章 将棋の家業   1 宗桂登場   2 寄附書、法名など   3 宗桂と本因坊の対局   4 将棋家の成立   5 江戸への移住 第二章 寺社奉行の支配   1 義務と責任   2 雑多な届書、願書   3 公用の届書、願書   4 〈大橋家文書〉の嘘   5 詰将棋献上   6 将棋所 第三章 御城将棋   1 初期の御城将棋(一)   2 初期の御城将棋(二)   3 後代の御城将棋   4 御城対局の形骸化   5 お好み対局 第四章 幾つかの新事実   1 奥御用   2 拝領地の利用   3 家守と新長屋   4 九代目宗桂の日常生活   5 段位と賭将棋禁止   6 天野宗歩と幕末の隆盛 第五章 将棋家の消滅   1 「公用控拾九番」   2 「公用控廿番」と維新直後   3 門人と区務所   4 宗金の動向   5 後継者へ   おわりに   あとがき   参考文献   人名索引

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