田岡嶺雲論集成

西田 勝

2021年11月11日

法政大学出版局

3,080円(税込)

人文・思想・社会

日清・日露戦争期を代表する文芸批評家・中国文学者でありながら、天皇制国家のもとで幾度も発禁処分に遭い、歴史から忘れられてきた思想家、田岡嶺雲。人種的・社会的・性的格差のない地球共同体をめざしたその先駆的著作を半世紀以上にわたって掘り起こし、『田岡嶺雲全集』として完成させた著者が、折にふれて発表してきた嶺雲論を一冊に集成。嶺雲の魅力と全体像を知るのに格好の書。 プロローグ 嶺雲と現代 北村透谷の発展者としての田岡嶺雲 嶺雲・愛山論争の意味 思想家としての田岡嶺雲  大学自由論  天皇制観  連亜論  朝鮮観  女性解放論 田岡嶺雲と幸徳秋水 『明治叛臣伝』の意義 探究の途上で  文学的予言力  反 語  自由民権の息子  公害論  口述調書の速記を  百年前の平和外交論  泉鏡花の手紙  徳田秋声との交遊  短歌観  初めて息子と会った日  詩を生きた男  『黒白』創刊号の出現 エピローグ 嶺雲全集を完結して 初出一覧 あとがきにかえて

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