朝鮮映画の時代

帝国日本が創造した植民地表象

サピエンティア 66

梁仁實

2022年10月12日

法政大学出版局

3,630円(税込)

人文・思想・社会 / エンタメ・ゲーム

帝国日本では多くの映画人や作品、情報が往来し、内地でも朝鮮映画が上映され「朝鮮物」が作られた。こうした朝鮮映画や朝鮮物は誰に観られ、いかに考えられていたのか。戦時色が強まるにつれ、セリフは日本語に、スクリーンには「立派な皇国臣民」が登場するようになる。監督や俳優などの製作者、映画館経営者、観客の思いは、朝鮮人と日本人でいかに重なり、異なったのか。 序章 帝国日本における朝鮮映画とは何か:朝鮮たらしめるもののゆくえ 第1章 『大地は微笑む』における「朝鮮」とその周辺 第2章 映画『春香伝』の越境と翻訳の不/可能性 第3章 インターナショナルな朝鮮映画へ 第4章 京城の映画館における植民者と被植民者の「交差」 第5章 児童映画から「少国民」の物語へ 第6章 在日朝鮮人の映画への接合:映画からの排除と参入 終章 帝国日本で「朝鮮/映画」を観るということ あとがき 索引

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