
新・江戸東京研究の世界
EToS叢書 4
法政大学江戸東京研究センター
2023年1月13日
法政大学出版局
4,400円(税込)
科学・技術
持続可能な地球社会の実現に向け、近代のパラダイムをこえた都市の未来を考える研究機関・法政大学江戸東京研究センター(EToS)の設立より5年。定住者・流入者・来訪者がつくるものとしての都市、名所と聖地の表象文化、コモンズの再生に焦点を当てたシンポジウムを書籍化する。1980年代に生まれた「江戸東京学」を学際的・発展的に継承する新しい学問の世界! はじめに(横山泰子) 第一部 江戸東京研究の可能性をさぐる 記憶から創造へ(田中優子) 過去を知り、近未来への道筋を示す(陣内秀信) 第二部 都市をつくるのは誰か──定住者と流入者・来訪者、それぞれの役割とまなざし 江戸文芸のなかの外来者──方言と視点と(小林ふみ子) 「ビジターの都市」江戸、「ビジターの街」両国(川添 裕) 自然主義作家たちの東京──花袋・藤村・秋聲(中丸宣明) 近代日本の幕開けを担った建築家たち──外来者がつくる明治東京の都市と建築(高村雅彦・金谷匡高) 都市をつくるのは誰か──定住者と流入者、来街者、それぞれの役割とまなざし(稲葉佳子) 江戸の都市性と「公衆トイレ」(根崎光男) 第三部 都市の表象文化 「名所」から「聖地」へ 映画・アニメからみる東京表象(岡村民夫) コンテンツツーリズムと東京・再考(増淵敏之) 鳥瞰図に見る江戸・東京の表象(森田 喬) 名所と視覚的経験──「江戸東京」の風景(米家志乃布) [コメント]東京をめぐる観光行動(山本真鳥) 第四部 コモンズを再生する東京2021 都市でコモンズを作れるか──下北沢BONUS TRACKをケーススタディとして(山道拓人) コモンズを再生する東京(北山 恒) 点在するリソースを繋ぐ──@カマタによる地域実験(連 勇太朗) 既にあるコモンズに寄り添う(栗生はるか) [コメント]縮小都市の時代におけるまちの世代間継承とコモンズ(小島 聡) [コメント]コモンズを再生する(石神 隆) おわりに──次の新たなステージへ(高村雅彦)
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