おちゃめなふたご

ハリー・ポッターより遥かに前に書かれた、寮生活学園もののリアル世界女子版といえば、雰囲気が伝わりやすいかもしれない。 主人公の二人は決して、親や先生の言うことを守る『いい子』ではない。はじめは、お高く止まっていてクラスに馴染めずにいる。が、少しずつ友達や先生たちのことを知っていくにつれ、相手の気持ちに寄り添い、仲を深めていく。二人のような優しい心を持つ女の子に育ってほしいという願いが込められているのではないか。 小学校中高学年の頃に読んでおきたかったが、大人になってから読んでも童心に帰ることのできる作品だった。

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