
ダイナー
ポプラ文庫 日本文学 202
平山 夢明
2015年1月2日
ポプラ社
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ほんの出来心から携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だったーある日突然落ちた、奈落でのお話。
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【求む運転手。報酬三十万。軽リスク有】
三十万円の金欲しさから、怪しげなバイトに手を出した、オオバカナコ。そのせいで落ちに落ち生死を問われ、料理ができます、役に立てます、殺さないでください、と懇願。それで会員制のダイナー定食屋「キャンティーン」で、たった一人の使い捨てのウェイトレスとして働くことになる。「キャンティーン」は闇の犯罪組織が合議して作った殺し屋専用のお店である。雇われ店主のボンベロは元殺し屋、相棒は獰猛なブルドッグの菊千代、客はすべてプロの殺し屋とあって、店内は常に一触即発、暴力沙汰はもちろん殺人すら日常茶飯事で、彼らにとってはウェイトレスの命など羽よりも軽い。 【うまい飯を食うか、それとも死ぬか】 【その扉を超えたら砂糖の一粒までが俺に従う。ここには客なんてものは存在しない。俺は太陽と同じだ。気に入ったとき、気にいった奴を照らし、温める。あんたらはその恩恵に感謝する。それ以外のことがお望みなら外に出るか、死体になれ】 ダイナーというと、アメリカの定食屋、つまりハンバーガーがメインのお店、のイメージです。ボンベロが作るハンバーガーは、記述だけでよだれが出そうなくらい美味。串で刺さないと倒れてしまうほど大きいのに、美味しすぎてあっという間に食べ終えてしまう。どんなに残虐な殺し屋でも、ボンベロの料理の前では大人しくなる。店の中ではボンベロが太陽で絶対なのだ。オオバカナコは最初は逃げ出したいとそれだけを願っていたが、ボンベロの料理に対する情熱に負け、ボンベロの役に立とうと殺し屋たち相手に奮闘することになります。やっと慣れてきた・・・と思った頃に、組同士の闘争に巻き込まれることになり・・・・。
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設定に無理がある
主人公の設定に無理があり(超能力的な能力はプロの殺し屋だから、一方肝心なところでミスを繰り返す。素人のはずが何度も急場を自力で乗り越える。など)、没入しきれない。またラストの展開もありがちで、読中のスピード感は心地よいが読後感が悪く勧められない
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