縁結びカツサンド

ポプラ文庫 日本文学 453

冬森 灯

2022年8月4日

ポプラ社

814円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

<story> 駒込うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」。 あんぱん、クリームパン、チョココロネ。気取っていない顔が並んでいて、見ているだけでほっとするような、そんなお店。 一家で経営してきたコテンの未来を背負うのは、悩める三代目・和久。 商店街が寂れる中で、コテンを継ぐべきか。「自分なりのパン」を見つけないといけないのではないか。創業者のじいちゃんが亡くなって、店名の「コテン」の由来もわからない。 日々迷いながらパン生地をこねる和久のもとには、愉快なお客たちがやってくる。 ヒョウ柄のコートを着込む占い師に、就活に落ち続ける学生、肉バカの肉屋の息子。 人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとはーー しぼんだ心を幸せでふっくらさせる、とびきりあったかな“縁”の物語。 <プロフィール> 冬森灯(ふゆもり・とも) 第1回おいしい文学賞にて最終候補。『縁結びカツサンド』にてデビュー。著作に『うしろむき夕食店』など。

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ドクショ

(無題)

starstarstar 3.0 2022年08月28日

 タイトルと装丁に惹かれました。ほのぼの系で、おいしそうなパンの話なので楽しく読めましたが、やや強引な展開、わざとらしい流れが少し気になりました。デビュー作らしいので、やや荒削りな部分なのかもしれません。

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