夜明けのはざま

一般書 442

町田 そのこ

2023年11月8日

ポプラ社

1,870円(税込)

小説・エッセイ

『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞! 3年連続、本屋大賞ノミネート!! 自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。 地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。 死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこ、新たな代表作!

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みんなの評価(55

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

けしのみはどこのいえにもない。そういうことなんだ。

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3
2023年11月08日

みんなのレビュー (5)

sai。m(_ _)m

深く考えさせられる…

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4.1 2024年08月13日

町田そのこの描く風景は、 どこにでもある、誰にでもある 悩み、葛藤を切り取ったものだ。 でもそれは、同時に、 いつも見過ごしがちだったり、 答えが分からなくて目を逸らしがちなもの、 でもある。 そこに目を向けさせてくれて、 物語の登場人物と一緒になって考えさせられる。 そして、大切なものに気づかせてくれる。 気づいたような気になって、 満足してるだけかもしれないけれど…笑

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とーちゃんの記憶装置

覚悟と責任

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3.1 2024年10月14日

私は覚悟と責任を持つことが出来ません。不安と焦燥に駆られいつも逃げてしまいます。逃げるなと育てられ、逃げても良いと教えられ、なんとか今まで生きて来ました。改めて覚悟と責任を持つのが大人だと思いました。 私はまだ道半ばです。出来ることなら覚悟と責任を持ちたくないと思いながら、それらに憧れている自分がいます。そんなことを思わせてくれる作品でした。 仕事に誇りを持ち、自分を諦めない。そして、そうやって築く人生には、心の澄んだ寄り添える人が現れ、共に人生を歩んでいく。私もそんな人生を歩みたいです。

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あんちゃん

(無題)

starstarstarstar 4.0 2024年08月27日

「死」にまつわる仕事をしているうえでぶち当たる壁、世間体。死は誰にも平等なのに死はだれにも優しさを持つものじゃない。死に関わりながら生を考えぬく短編集

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Readeeユーザー

芥子の実は、どこの家にもない

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3.8 2024年07月06日

最初は入り込めなかったけど、旦那入り込めていった。特に母子家庭の症は最後の涙を流れた。私が愛したかった男と言う証は、お母さんの子供への愛と子供が立派に育っている様子が、なぜか感動した佐久間さんと言う女性の葬儀を担当する方を中心に、いろんな人間たちの感情だったり、過去の物語がわかる。女性だからとか、そういうのをに向けて言うところもあったり

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バッハ

🐶 きっと誰もが自分の中の苦しみと闘っている

starstarstarstarstar 5.0 2023年12月07日

📝死を見つめることは自分の人生を考えることだ。 納棺師を通していろいろな人の思いが交錯し物語は進行する。 極限状態で選択し歩んでいく。良かったのかまずかったのか。後悔しても立ち上がりまた歩む。 あるいは後悔しないよう自身の矜持を堅持する。 静かにほっこりしながら感動してしまう。“そのこマジック✨” ♡あの時ああしていたら……京都で過ごした大学時代だっり・・ 考えさせられてしまう。 来年か再来年 年賀状だけになった同級生に会いに行こうか❣🤨

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