愚痴のすすめ

一般書 453

曽野 綾子

2024年3月21日

ポプラ社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

「物事には表も裏もある」ということを前提に、 本音でぶつかることの大切さを徹底的に説く。 ただ、それで変えられることもあるし、変えられないこともある。 不都合が起こったら、たまに愚痴るのも悪くない。 日常の些細な出来事をベースに人の生き方をシンプルに問う一冊。 2016年に刊行された『さりげない許しと愛』(海竜社)を元に大幅に加筆修正いたしました。 (目次より) 第1章  老いゆくままに ■会えないままに終える人間関係 ■「もう書けなくなりました」と微笑みたい ■新しい老後 ■適当な時に死ぬ義務 ■笑う種は身近にある 第2章 愛とは与えること ■晩年の最大の仕事は「許し」 ■一枚のクッキーの幸せ ■生きる力の源となるもの ■人に幸福を与える三つの徳 ■「好き」と「愛」は別次元のもの 第3章 日本人はどこへいくのか ■静かに己を語れ ■魂の高貴さを失った日本人 ■「石原慎太郎」という謎 ■日本人は本当に勤勉か? ■∞挨拶【あい さつ】をしなくなった日本人 第4章 逆境と愛の教育 ■なぜ、『サウンド・オブ・ミュージック』に心を揺さぶられたのか ■公平と平等がもたらす残酷 ■その時、親はどこにいたのか ■「悪」からも学ぶのが強さ ■郵便が暗示する病的な現実 第5章 安全な社会の残酷さ ■私は一度も安心して暮らしたことがない ■「ベスト」でなく、「ベター」を選ぶ知恵 ■無能な生活者としての私 ■「∞不如意【ふ にょ い】」に耐える訓練 ■安全への発想力が問われる時代 第6章 ものごとには必ず裏がある ■現実は常にイメージを裏切る ■義援金を届けるという困難 ■巧妙な寄付 ■お金をねだる子供の芝居 ■アフリカは偉大な教師 第7章 日本の生き残る道 ■日本は「職人国家」として生きよ ■民主主義と「残りの世界」 ■国の力には「徳」も必要 ■総理の演説原稿はなぜ凡庸か ■幸運な日本の地理的条件

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