オードリナ(上)

扶桑社ミステリー

ヴァージニア・C.アンドルーズ / 中川晴子

1990年1月31日

扶桑社

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「私の育った家にはどこかおかしなところがあった。隅々には影たちが息をひそめ、階段の上からは囁き声が聞こえてきたー」美しい少女オードリナは両親、伯母、従姉妹とともに古びた屋敷に住んでいる。しかし、オードリナは〈外の世界〉をほとんど見たことがない。この屋敷は隣の家からは十二マイルも離れ、彼女は学校にも行かせてもらえないのだ。屋敷は森に囲まれているが、森の中を歩くことも許されてはいない。この家には新聞も日付どおりにはやってこない。家のあちこちにある時計はとんでもない時刻を告げる。私(オードリナ)には自分の小さいころの記憶というものがない。この家のなかではなにもかもが奇妙に古び、住む人の感覚を狂わせるー。彗星のように登場し、人気絶頂のうちに急逝した〈ホラー・クイーン〉アンドリュースが贈る「暗黒の物語」ここに登場。

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