拾った女
扶桑社ミステリー
チャールズウィルフォード / 浜野アキオ
2016年7月4日
扶桑社
1,045円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。コーヒーを飲んだあと、自分は文無しのうえハンドバッグをどこかでなくしたという。店で働くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレンと夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だったが、彼らの胸中に常につきまとっていたのは、死への抗いがたい誘いだった。巨匠初期の傑作、遂に登場!
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toruo
(無題)
表紙とタイトルに惹かれて手に取ったがいい意味でかなり裏切られた。 画家を目指すも挫折してウエイターで食いつないでいる退役軍人の主人公。彼の働く店にある夜、無一文で泥酔した女が現れる。 彼女の面倒を見た主人公の元に翌日も現れた女と衝動的に仕事を辞めて同棲を始めた主人公。 しかし女のアルコール中毒は想像を超えており…無一文になった二人は心中を図るも果たせず、といったところまでが中盤までに描かれるのだが、ここからノワールな展開を想定していると大いに裏切られることに…。 第二次大戦後から細々とミステリを書き続けカルト的な人気を誇った作者なのだとか。 破滅型のカップルを描く描写が切なくもありかなり特異な作品だった。これは良かったな。
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