狙撃手のゲーム(上)
スティーブン・ハンター / 公手 成幸
2019年9月3日
扶桑社
1,078円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
アイダホで隠棲中のボブ・リー・スワガーを、ひとりの女性が訪ねてくる。彼女の名はジャネット・マクダウェル。2013年にイラクの戦地で息子を射殺した敵軍のスナイパーをずっと追い続けているという。その男こそは「ジューバ・ザ・スナイパー」の異名で恐れられてきた、凄腕のシリア人テロリストだった。アラブ諸国でジャネットが歩んできた壮絶な体験談を聞いて胸を打たれたボブは、あくまで調査への協力としながらも、情報収集のためテルアヴィヴに飛び、モサドの高官と面会することにー。
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toruo
(無題)
邦訳されると必ず手に取る作家の一人。狙撃手が主人公のシリーズなので血腥い話が苦手な方には向かない~銃や狙撃のスペックや技術論がけっこう長々と嬉しそうに書かれたりするし~とは思うのですがはまりだすと抜け出せない魅力があるシリーズだと思っていまる。元々はトレーラーハウスで暮らすうらぶれた退役軍人として登場した主人公もいろいろあった結果、裕福な牧場主となって引退生活を楽しんでいる。それでここ近年ちょっと勢いがなかったので脇役にまわってみたり、と作家も試行錯誤していたのだけど本作はかなり良かった。ある日主人公のもとを一人の女性が訪れる。海兵隊の狙撃手としてイラクに派遣されていた息子が狙撃されて命を落としたのだがどういう敵にどのように殺されたかわからないので全財産をつぎこみレイプや暴力にあったにも関わらず何度も中東に渡って調査を行ったのだという。その調査の結果、敵側にもかなり強力な狙撃手がいることが分かったのでその情報をなんとかうまく活かせないかというのだ。女性の行動に感銘を受けたものの自身はもう高齢なためその情報をイスラエルの情報機関に持ち込む。イスラエルがその狙撃手を急襲し取り逃がしたのだがそこで得た情報からアメリカ本土でなんらかの長距離狙撃が計画されていることがわかり…という話。老境の主人公なのでスーパーマンめいた動きをせず追跡チームの一員として描かれているところがよかったのでは、という気がした。敵役の描かれ方もよく緊張感のある追跡劇になっていると思う。全米ライフル協会みたいな人たちが好みそうな作品ではあるのだけど面白いことは確か。面白いアクションものを読みたい方にはおすすめできます
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