
元祖アイドル「明日待子」がいた時代 --ムーラン・ルージュ新宿座と仲間たちーー
押田信子
2022年8月5日
扶桑社
2,200円(税込)
エンタメ・ゲーム
ご存じですか? 戦前、AKBセンターの元祖と言っても 過言ではない“アイドル”がいたことを 「戦争」という時代の波に翻弄され、空襲の下でも、「滅私奉公で兵隊さんや観客の方をお慰めできればいい」とステージに立ち続けた明日待子。彼女の生きざまには、他者を第一に思いやる日本人のDNAが滲み出ている。 NHKドラマ『アイドル』、8月11日19時30分より総合テレビで放送決定! 主演:古川琴音、共演:山崎育三郎ほか 私たちは、待子さんが何度も口に出した「滅私奉公」という言葉すら死語になった時代を生きている。だが、「滅私奉公」をする相手が観客だと言い切った待子さんに、私はアイドルの宿命と使命、その究極を見た思いがした。アイドルは大衆を動員する最強の装置。それは否定しがたい。「時代がそうでした……」と待子さんはこうも言った。待子さんの口を通すと、それは強い説得力を持って伝わってきた。だが、「常に戦争があった」「青春時代は戦争一色だった」とは、やはり悲しすぎる言葉だと思えてならない。……あとがきより
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