競争「しない」戦略

扶桑社新書

稲垣栄洋

2022年7月4日

扶桑社

990円(税込)

科学・技術 / 新書

雑草は実は強い植物ではない。 ではなぜ弱い植物がはびこることができるのか。 逆境を味方につけ、予測不能な変化を受け入れる。 弱者の戦略は、ビジネスにも、生き方にも通ずる。 ◆「踏みつけられても生き残るたくましい雑草」というイメージは、じつば間違いだ。 雑草は弱い植物である。しかし、強者のいないところで生き残るという戦略で、勝者なのだ。 雑草はどこにでも生えているように見えるが、田んぼに生える雑草、空き地のフチに生える雑草、人に踏まれる場所に生える雑草など、環境によって生える雑草は決まっている。雑草は自分が適した場所を選んで生える。それはどの生物でも同じで、ナンバーワンになれるニッチな場所でオンリーワンとして生き残っていくのだ。 ビジネスマンも同じだ。 環境のよいところでは競争も激しくなる。過酷な環境では、耐えられる者しか生き残れない。強者と競争せず、逆境や環境変化に柔軟に対応することで、自分だけの居場所を見つけると生きやすくなる。 歯を食いしばって頑張ることが雑草魂ではないのだ。

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