ダイヤモンドの瞳

才色兼備の姉がいるせいで、異性はもちろん両親にさえ負い目を感じているプリシラは、ガルベストン島で小学校教師をしている。本好きの彼女は夜は読書をして十時にはベッドに入るというこのうえなく健全な毎日を送っていた。しかしある日、姉のトレーシーからの電話でプリシラの平穏な生活は一変した。長女の結婚と孫の誕生を待ち望む母親の注意をそらすため、プリシラにも恋人ができたことにしてくれないかというのだ。彼女は思い悩んだあげく、隣室に住む親友のリックに相談する。彼はガルベストン島きってのプレイボーイとして知られ、いつもプリシラにガールフレンドの話をおもしろおかしく聞かせたが…。