別れの代償
ハーレクイン・ロマンス
ジャクリーン・バード / 藤村華奈美
2001年12月31日
ハーパーコリンズ・ジャパン
704円(税込)
小説・エッセイ / 新書
コーンウォールの小さな村で画廊を経営するアビーは、三歳になる息子のジョナサンと暮らす毎日に満足していた。ところが彼女の前に、別れた夫ニックが思いがけなく姿を現した。廃村寸前の村をレジャーセンターとして再生させる計画があり、ニックはその計画に融資する会社の社長としてやってきたのだ。アビーの胸に、かつての結婚生活が憤りとともによみがえる。ギリシア人の彼とのあいだには、なかなか子供ができなかった。そのうちニックの態度は冷たくなり、愛人さえいるようだった。裏切られてイギリスに戻ったアビーが妊娠に気づき、報告したとき、彼が表明したのは子供の否認と、離婚の申し立てだった。あれから四年後のいま、ジョナサンを見て自分の子と確信したニックは、償いをしたいからと、アビーに再婚を迫ってきた。もし断れば融資を延期し、村を破産させると脅して。
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双方ともに相手が浮気者だと思ってる
全裸でヤギを追いかける男ニック。子供の親権を完全に拒否した男をあっさり許した挙句に元の鞘に戻るちょろ過ぎるヒロインのアビー。何故か途中でニックが、海が嫌いという事を暴露するけど特に話には海、関係ない。あとアビーが画家なんだけどこの人、全然絵を描いてない。アトリエ有効に使って欲しかった。再婚しないと村には求職者が溢れると脅し、離婚するなら子供は置いていかなければならないパスポートを突きつけて脅したニックに、なんの非もないような流れに愕然とした。後日談も特に意味がない。
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