禁断のシナリオ

金融会社に勤めていたイヴは、卑劣な罠におとしいれられた。母親の医療費を工面するため、マックスから金を借りたところ、横領の罪を着せられて無理やり彼の愛人にさせられたのだ。贅沢な暮らしを提供されても、心は氷のように冷えきっていた。だかある夜、マックスの同伴者として気の進まないパーティに出席し、そこで好感の持てる長身の男性と出会う。彼の力強い腕に抱かれて踊り、久しぶりの喜びに酔いしれ…。あとになって、男性は映画監督のカールだと知るが、イヴとマックスの関係を知ると、彼はイヴに侮蔑のまなざしを向けた。つらい気持ちで帰宅したイヴに、マックスは驚くべきことを言い出す。撮影に屋敷を貸す条件として、カールの映画にイヴが主演する。ただし、わざと下手な演技をして映画をぶちこわしにしろ、と。