ある日突然、シンデレラ

ハーレクイン・イマージュ 2642

ケイト・ヒューイット / 東 みなみ

2020年12月25日

ハーパーコリンズ・ジャパン

730円(税込)

小説・エッセイ / 新書

くしゃくしゃのスーツからドレスへ。 王子は彼女を妃に名指しした。 「僕は国王になる。ついては、君と結婚したい」 レイチェルは耳を疑った。少し前に職場を辞めたマテオが、 実は王子だった? それに、私にプロポーズですって? ハンサムな顔立ち、力強い長身、エーゲ海と同じ色の瞳をした彼に、 レイチェルは何年も友人として接してきたーー片想いは胸に秘めて。 マテオから女性として見られていないのは、私がいちばんわかっている。 当然、彼女は断ったが、マテオはなぜなのか理由をききたがった。 屈辱で顔を真っ赤にし、レイチェルは涙をこらえた。 身分の違いや、見劣りする容姿を口にして恥をかきたくはなかった。 でも憧れの男性と結婚し、子供が持てると思うと心は揺れて……。 王子からいきなり求婚され、悩んだ末に王族の一員となったヒロイン。ただし、この“シンデレラ”は王子に愛されてはいませんでした……。友情は結婚の土台になると信じるヒーローに、毎日恋しては毎日失恋する、ヒロインの心情が追体験できる切ない名作です!

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